Yahoo!オークション - ローマ帝国衰亡史 全巻揃い 箱付き


商品:ローマ帝国衰亡史:全巻揃い 箱付き 出版社:岩波文庫 内容:橋にも棒にも掛からなかった若いチャーチルが苦労して読破したことは有名です。自国を守るという気概を失ったローマ市民がゲルマン傭兵に国防を頼った結果、西ローマは瓦解した。この経緯を威信を失い始めた英国の現状に重ね合わせたのでしょう。ギボンが亡くなってから約40年後にアヘン戦争が勃発し、約100年後に太平天国の乱で活躍したチャイニーズ・ゴードン将軍がアフリカに戦死する。坂を転げ落ちるように威信は落ちてゆく。 それまで植民地を多く抱えたために、現在では旧植民地の難民・移民問題で頭を痛めているという訳です。フランスも同じこと。小利を見れば即ち大事ならずとは誠に金言です。自国優先主義のなれの果てが現在のヨーロッパとすれば考えさせられます。労働力が足らなければ移民を検討するなど、この小利を見るものの最たるものでしょう。誠に見識を疑います。”窮すれば変ず、変ずれば通ず”で困って初めて技術革新が起き、そこに新たな価値が生まれるというものでしょう。