Yahoo!オークション - 伯家神道 伝承の系譜 松濤広德 太玄社 ナチュラ...


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初めて伯家神道の歴史と事跡をまとめた書、遂に出版なる!
日本の近代化以前の物語の構造や、高濱清七郎ら伯家神道の神事伝法に人生を捧げた先人たちの生涯をなぞりつつ、伯家神道の世界にご案内します。
「白川神祇伯家に伝わった御道(おみち)は、神々と一体となって舞い、神々の声なき言葉を聞く方法であった。
神遊びの中で神々の意を受ける取る方法なのである。
神の意識と一体となり、神へと至る道である。」(本文より)

「伯家神道の名前は、古神道に興味を持つ人々の間では、いくらかは知られているでしょう。実際にどのようなものなのか、御道の修行に取り組んだ人は少ないのです。宮中に深く秘められた秘密の伝承というように謎めかして、伝えられているだけです。」(本文より)

伯家神道の道は、御道(おみち)、御修行(ごしゅぎょう)、御行(おぎょう)、十種神宝御法(とくさのかんだからのごほう)、御簾内(みすうち)の御行、すめらの道、祝之神事(はふりのしんじ)と呼ばれる、語らずも知る古からの神の道です。

現在に伯家神道の行法を伝えたといわれるのは、伯家最後の学頭として知られる高濱清七郎(たかはませいしちろう)の道統からである。清七郎は、備前国都窪郡(現在の岡山県総社市)の農家に文化八年(一八一三)に生まれた。

京都に出て呉服屋に奉公し、やがて自分の店を構えるようになる。商売は順調に発展し、白川家出入りの呉服商人となる。天保年間(一八三〇~一八四三)に白川家に入門し、「七種修行」終了門人免許を受け、正式に白川家門人として許可された。(略)十種神宝御伝の伝授を受け、白川伯王家最後の学頭となっている。

宮内忠政、中西盾雄、片山源栄、中村新子へと受け継がれ、新子は多くの門人に教えた。

「日本に必要なものは、かつての日本にあった精神的な信仰の基となる世界、今は地下に潜って、あまり表には表れてはいないが、全く失われたわけではなく、脈々と人々の心の中の世界に息づいている不思議の世界がある。八百万の神々の世界を、再び日本によみがえらせることが、日本の復活につながり、これからの世界の礎にもなるに違いない。」

「今一度、日本人は神に向かう自分たちの太古からの伝統を、思い出すべきではないでしょうか。」