・鉄粉入り高比重ＨＷとは、プラ樹脂６５％、鉄粉３５％の比率で製造された樹脂製モデルガンで現在はメーカー団体の自主規制で製造、販売は行われていませんが、所持することは違法ではありません。以前はコクサイ、ＭＧＣで販売されていましたが、鉄粉入りのため磁石に付き金属製と誤解を生じる恐れを懸念し各メーカーは自主規制しているモデルガンです。樹脂製モデルガンに分類されています。
・鉄紛入りのためガンブルー（スチール用）でブルーイングできます。また、適度な使用感、経年経過、光沢も見過ごすことが出来ない逸品です。一時期は「リボルバーのコクサイ」を云われ高い評価を得ていました。
・バレルインサート（銃身内鋼材）は画像の通り、コクサイのオリジナル状態で加工はされていません。未発火です。
・シリンダーはプロップ加工されていますので、ダミーカートリッジの３８スペシャルが入りますのでリアル志向の方にお勧めです。
・鉄粉入り 高比重ＨＷモデルガンは衝撃に弱いため、キャップ火薬を使うセミオートハンドガンＢＬＫの製造、販売されませんでした。
・シングル・ダブルアクション共作動に問題はありません。グリップ内に鉛ウエイトが入っているため、カートリッジ込みの重量は６５３ｇと驚きの重量です。コクサイオリジナルの重量は５７８ｇです。
・現在のモデルガンは、ABS樹脂 や HW樹脂 など金属を使用しない 合成樹脂で製作されているため、銀や黒の製品が存在します。これはもちろん合法です。また、金属を使用して作られた製品は、銃腔が完全に閉塞して色を白または黄色に着色すれば合法となります。現在では、金属モデルガンは金色（＝黄色）に着色またはメッキされています。
・警察庁の銃刀法違反事例・・・特徴として、
- 銃身及び弾倉が貫通している。（上図の水色部分）
- 弾倉又は薬室に実包の装填が可能である。
- プラスチック製の薬莢と弾丸が付属しており、薬莢にはスプリングが内蔵されている。
- 撃針を有し、薬莢の雷管部分を打撃するとスプリングの力で弾丸が発射される。
上記に該当すれば、銃刀法違反の可能性があります。過去に上記に該当する物がメーカーより発売され回収されたエアソフガンは所持が禁止になりました。
・樹脂製モデルガンの法的な規制はありません。リボルバーのシリンダー（チャンバー）の隔壁は切れ（スリットさ）ていません。樹脂製モデルガンのシリンダーインサートの鋼材の硬度は各社で違い、金属製モデガンのように硬度は決められていません。別図３は金属製のシリンダーインサートの解説です。
