Yahoo!オークション - LUXMAN MQ70 フルレストア 極高音質 美品


LUXMAN MQ70中古をフルレストアしました。出力管はGE 6CA7/EL34の太管を使用しています。初段管はGE5670W 5STAR、ドライバー管は東芝5687WA通測用の高信頼管を使用しています。真空管は全て未使用のNOS(New Old Stock)です。

このアンプは音質の優れたパーツを厳選して組み上げたため、演奏者の息づかいやライブ演奏のバックグラウンドノイズなど細部の再現性も極めて優れたもので、豊かな低音を伴い、マランツのモデル8を完全に凌駕したサウンドに仕上がっています。
是非ライブ演奏の拍手を聴いてみて下さい。出来の悪いアンプですと刺激的な音になりますがこのアンプではクリアーで柔らかくまるでその場にいるような感覚が得られます。
シャープでクリアなのに柔らかい、旧来の真空管アンプとは一線を画した音質に仕上がっています。

部品、配線を全て外して解体した後洗浄して新たに組み直しました。入力端子、出力端子、MT管ソケット、ボリュームを全て新品に交換しています。組み立てには基本的にウルトラスリムヘッドビスを使用してスマートな外観になるように気をつけています。出力トランスは再塗装しています。電源コードは直付けだと取り回しが悪いのでメガネソケット接続に変更しています。

出力管のソケットは良いものが入手困難なため、LUXのソケットを分解し、写真で見られるように端子を磨き上げて酸化皮膜を除去した後、別途加工を施してベースに差し込み、使用しています。
加工の内容に関しては記載しませんが、加工の結果真空管の抜き差しがスイスのシューター社製ソケットのようにスムーズになり、接触性も良くなっています。尚、加工に接点復活材の類いは使用していません。
また、RCA入力ジャックはモガミネグレックスの極めて工作精度の良い製品を使用しています。スピーカー端子はバナナプラグ対応の製品です。

配線材は高品質のBELDEN銀メッキ銅線テフロン被覆フックアップワイヤーを使用。出力管のカップリングコンデンサーは音の良さで定評の独WIMAの最高峰FKP1を採用、バイパスコンデンサーは仏Vishayのポリプロピレンフィルムコンデンサーを使用。
WIMAのフィルコンデンサーはマッキントッシュMC275でも使用されていますが当機ではMC275に使用の物よりグレードの高いFKP1を使用しています。FKP1は電極に錫箔を使用した製品で金属蒸着フィルムを使用した製品とは一線を画した音質が得られます。
抵抗はやはり音の良いVishay Daleの金属皮膜抵抗をメインに、要所要所にDaleの巻線抵抗を使用しています。
ブロックコンデンサー4個の内3個は新品を使用しています。特に出力段を担うコンデンサーはオリジナルの47μF x 3よりも大容量の220μFなのに極めてコンパクトな製品を採用しています。

出力管のGE 6CA7/EL34 NOS(New Old Stock)は優れた出力管で大変良い音がします。また、上記の高音質パーツの採用により、敢えてムラード製を使用する意味がありません。多分ムラードに替えてもその差は殆ど感じられないと思います。
また、ラックスの開発担当常務だった故上原晋さんの「アイドル電流が推奨の50mAは流しすぎで寿命を縮めるだけなので減らした方が良い」とのアドバイスに従い、40mAに変更して長寿命化をはかっています。それによる音質の変化は無視できる範囲です。

アンプを組み上げてからエージングを兼ねて1週間ほど作動して全く異常が無いことを確認して最終調整しています。残留ノイズは0.5mV未満になっています。

回路はA3700の物を採用していますので厳密にはMQ70とは言えませんが、出力管のカソードNFは採用しています。敢えて言えばMQ370といったところでしょうか。メンテナンス用に回路図、出力管交換時の調整方法の図面を同梱します。

なお、レストア品ですからそれなりに傷、錆等がありますから写真でご確認下さい。また、神経質な方、完璧を求める方は入札をご遠慮下さい。





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