- 表面にヌメリがついたりし難く清浄条件を維持しやすい。火成岩砥石で他に類を見ないアルカリ性を呈し、非常に稀有な鉱石。そのため研ぎの途中で錆び難い。強い抗菌性で粉体は、対サルモネラ、大腸菌で銀をも凌ぐ。 不銹性の根源や抗菌値について□ざっくり説明
- 約 90x70x200mm 約3kg 砥部町の従来の伊予砥より10%程度長石と雲母に富み、更なる水との親和性にて強く粘り強い泥漿を生成。使用前5分浸水さえ行えば、非常に良いとぎ味。目視感覚より実働粒度は高粒度なので、のちの仕上げ工程が捗る。
- ダイヤ砥石で磨くか伊豫國産同士の共石でこすって磨くと、研削能力を回復できるので、小型の破片や砥石も用意戴きますよう願います。裏面に短辺・長辺とも1.5cmまでの抜け欠けがある場合あり。
- 品種と大きさで分けますが模様や色は個体差あります。詳しい情報や試し研ぎ情報などは以下を□参照ください。
<詳細>
令和の新鉱山 伊豫國産 マテラ砥石 テストパイロットさん募集のおしらせ □説明くわしく
刃物商・鍛冶職・水研職さんへ配布試用結果多くの評価を得てきたこと。および、生産・品位統制計画に目処が立ちましたので、協力価格で購入ー試用ー評価・感想をいただけるテストパイロットさんを広く募集させていただきたいと思います。 愛媛県砥部町旧広田村の伊予産砥石を主に17年ほど製造してまいりましたが、マテラ砥石は従来の上級から上で主力品目が揃いますし、従来のかなりの酸性からアルカリ性となり錆びにくく、シリカが10%ほど長石-雲母に置き換わってるので非常に研ぎ感が良いです。 アルカリ性の火成岩砥石は非常に珍しく未知ですし初見です!ぜひお試しください。
90x70x200mm 約3kg 硬質品位種 水浅黄 硬いです。木彫の鑿や彫刻刀を研ぐ方に高評価いただいております。
砥石山主・企業母体について
産出場所について
マテラ鉱石の概要
熱水鉱床による変性を受けた流紋岩であるものの、伊予砥より10%程脱シリカされ、アルカリ金属の総量が非常に多い。*図3 *図4
流紋岩もほとんどがプレートの沈み込み帯で噴火した(非アルカリ質)の酸性岩である。トータルアルカリ量 (Na2O + K2Owt%) が高いアルカリ岩系列のものも存在するが、ごく稀。*図2
古来の伊予砥も共に伊予國産ではあるものの、組成・物性共に全く異なる砥石。
長石においても雲母においてもリッチであると、たとえ硬くとも粘りや滑走感が残せるという相反性能を両立させることができるため、砥石に最適。
火成岩・流紋岩にかかわらず砥石採鉱および選鉱は雲母リッチさがしといえるほど、その働きは素晴らしく、欠かすことができない。
研ぎの軽快さ・引け傷カジリ抑制・果ては光学特性による美しさ等をも引き出す。
唯一マテラ砥石のみが為せる長所となる。→抗菌活性値についてざっくり
粉を濡れふきんで取って柳や出刃包丁の脂抜きや初錆び取りに使用するが、マテラ砥石パウダーほど適するものはない。生石粉体泥漿雰囲気において、黄色ブドウ球菌に対しJIS L 1902抗菌性能値で銀の約300倍を期待できる。
角砥石の基本的な使用順序
マテラ砥石の強みと弱点
工場見学・マテラ鉱石柱状節理鉱床参りについて