Yahoo!オークション - 英PYE-GGCSミンドルゥ・カッツの歴史的名盤ハチ...


KHACHATURIAN: Piano Concerto in D Flat major(1936)
PROKOFIEF: Piano Concerto No. 1 in D Flat
MIDRU KATZ - Piano
SIR ADRIAN BOUKT
conducting the London Philharmonic Orchestra
STEREO GSGC.14013
GOLDEN GUINEA COLLECTOR SERIES
PYE RECORDS LTD.

名匠ミンドル・カッツ(1925.6.3~1978.1.30)による歴史的名盤である。1973年6月新譜でアントルモン盤が出た際に盤鬼は「ハチャトウリャンはカッツか。スケールはともかく、緊密明快で彫が深く、気分も良くでている。」と藝術新潮新譜抄で誌している。本邦初出は1959年12月新譜で《LP手帖》誌上で上野一郎氏に絶賛されたにも拘わらず、その後、本邦では長く廃盤が続き1974年5月に漸く再発された。その際、発売元のテイチクは『ミンドゥル・カッツの名盤 ”ハチャトゥリャン、プロコフィエフ/ピアノ協奏曲”遂に登場!!』と鳴物入りの惹句を雑誌広告に記載していた。尚、当録音の第二楽章にはフレクサトーンを演奏している。
ちなみにICRC(September 1995)にはボールト&ロンドン・フィルとの録音時の感動的なエピソードが綴られている(当時カッツは虫垂炎を患っており辛うじてオレンジジュースを摂っただけで録音に臨んだ)。
当英盤はGOLDEN GUINEA COLLECTOR SERIESのマニア向限定プレス盤でS/Nが非常に良く、冒頭、第一楽章の管弦楽による序奏の迫力と鮮明さには圧倒される。レーベルは金文字で、重量は158グラムである。
盤の状態は実に美麗で目視的にはニア・ミントレヴェルで、試聴のところ瑕等によるクリック・ノイズの発生は皆無だがごく僅かに微かなティック音が聴かれる個所があったが全く気になるレヴェルではない。ハチャトウリャンをあしらったジャケットも若干、経年の汚れは見られるが破損、滅失箇所は皆無である。